いわゆるフリーゲームに関する感想や二次創作メインに投稿しています(2023年現在)。取り扱い作品:『冠を持つ神の手』

2015年2月1日日曜日

【かもかて】《黒い白鳥》理論

 追いかけるとプレイヤー的ご褒美キスが飛び出す「生殺し」。
 でもたまには追いかけないのもいいですよね、という話をだべってます。
 タイトルは「ブラック・スワン理論」から。
 主人公は全方位予期せぬ飛び道具。ただし大神官長除く。



it`s the same as looking for black swan.
「それって黒い白鳥を探すようなものですよ!」
(さて本当に黒い白鳥――黒鳥はいないのでしょうか?)



 時々追いかけないパターンも選んでしまう「結果と後悔」「生殺し」。
 特に「生殺し」。
 追いかけなければないで何か言うかと思えば、むしろ気遣いしてくるのに萌えます。

 主人公がどういった意図で追いかけたか、追いかけなかったか。
 それはプレイヤーの手に委ねられていますが、少なくともタナッセは主人公が自分の放った言葉に傷ついているのでは?と解釈した模様でフォロー入れてきます。それまで表情も口調も内容も厳しめですが、途端に頬を染めるしどもり出す(笑)。

「しつこく私の前に現れる」「(自分は主人公のせいで)厳しい立場に追い込まれる」「お前の妄言」塩々三連発からの、「お前が悪い訳ではない」「私が悪い」「お前には何も非はない」の甘々三連発。
 その後の「私が……ただ……。/ただ……。…………」なんて、先を言えよ! 頑張れよ王子様!! とM岡修造氏のように熱血応援をしたくなってきます。
 あと、「早く行ってしまえ。部屋に戻っておとなしくしていろ」ってつまりは「本調子ではないのだぞ、ふらふら歩いてないで部屋で休養していろ」ってことでいいでしょうか。私の中では返事も待たずに既にそうなった。なっている。

 このように「生殺し」がどっちに転んでも甘いおかげで、間に「雨の中の遭遇」を組み込みたくなるんですよね、私の場合。「生殺し」翌週に「選定の印」起こすなら、中~高印友好友な関係性が好きだったり。
 ちなみに私の残念脳だと「選定の印」のお前も印について色々探っとけという台詞さえ「コレ結婚の申し入れなんじゃね?」と解釈出来ます。だいぶ駄目人間です。



 ところで、黒鳥ってその一見真っ黒な様とは異なり、広げた羽は真っ白いのがいいと思います。
 どこかの王子様は少女漫画のようにドキッとかすればいい。
 無駄に練れてて好かねえコイツ……からの自分へだけのノーガード甘えモード炸裂でドキってすればいい。黒鳥理論です。